8HOURS relay-talk
教育基本法の改悪を許すな
県内五駅頭「8時間マラソンリレートーク」
5月18日、子どもと教育・文化を守る埼玉県民会議は、埼玉県内の浦和駅・大宮駅・春日部駅・熊谷駅・川越駅で、午前10時から午後6時までの8時間にわたり、「教基法改悪反対マラソンリレートーク」をおこないました。各駅には埼高教、埼教組、私教連、新婦人の他、年金者組合、地域の労組・民主団体から600人を超える参加がありました。
会場では、教育基本法や学校のこと、子どものことなど、参加者一人ひとりが自分の思いを語り継ぎました。五カ所で配布されたジャンボビラは約13000枚、署名数は2000筆を超えました。
大宮駅
朝9時半に一式用意して大宮駅西口デッキ集合。旗を立て、横断幕・ポスターを貼り、風船を膨らませ、署名の画板も到着して10時から本番。夕方6時でのロングラン。最初は大宮支部の担当、約10名。リレートークを開始。ドラエモンが両手に色とりどりの風船をもって子どもたちに愛嬌をふりまく。風船をもらってドラエモンの口の中をのぞく子ども。隣では青年たちが有事法制反対の署名とりをやっている。頼もしい限り。11時にはエイサー隊が駆けつけ、デッキを一周。統一行動盛り上げに一役。ビラの受け取りも署名もまずまず。昼過ぎから与野、上尾、鴻巣支部とつないで・・・・。教組も新婦人も積極参加で、リレートークも途切れることがない。参加者80名。署名300筆。
浦和駅
浦和駅は、浦和、朝霞、川口支部が担当しました。予定されている人が各支部から来てくれるだろうか、という不安もありましたが、埼高教からは参加者全体の40%にあたる43名が参加してくれました。
リレートークはエイサー隊によるオープニングで始まりました。午後には、教育会館で開催していた全国交流会の参加者がリレートークに加わってくれました。また、大学で講師をされている方の飛び入りトークの参加もありました。途中、警察から「30分後に右翼が来る」との連絡が入り、1時間程右翼に駅前を占拠されましたが、その間、さくら草通りに場所を移して宣伝行動は続けられ、夕方には、再び駅前に戻りリレートーク再開。まさに不屈に訴え続けた8時間でした。
春日部駅
5月18日、春日部駅東口で行われたリレートーク行動には、教職員、新婦人、東部合唱団など、のべ110名が参加し、市民に教育基本法見直し反対をアピールしました。
東部合唱団6人が激励にかけつけ、元気な歌声に多くの人が耳を傾けました。教職員でつくるトッチャンバンドも、楽しい演奏で行動を盛り上げました。ウサギ、犬、ペンギンなどのぬいぐるみも登場して、子どもたちに風船を配るなど好評でした。
草加東高校の卒業生がパントマイムを演じてくれました。エイサー隊の応援が始まると、多くの人たちが立ち止まり、見入っていました。当日配布したビラは2600枚、署名は390余筆となり、参加者は大いに激励されました。
熊谷駅
80名が参加しました。途中、地元の青年が突然飛び入りで歌を歌っていきました。3千枚のビラを配布し、200筆の署名が集まりました。キャラバンで来た埼労連宣伝カーの上で、熊谷女子高分会の河内さんはキング牧師の「I have a dream・・・・」という演説を英語で盛り込みながら、自分と教基法との出会い、教基法の大切さを訴えました。その時ばかりは若者の演奏も止まり、客待ちのタクシーの運転手も驚いて聞き入っていました。リレートークには20人が参加しました。
川越駅
川越駅は大成功でした。230名の参加者のうち、約60名が熱のこもったトークを途切れることなく続けたのをはじめ、署名やビラの配布など、参加者一人ひとりが主体的に、かつ意気高く行動に取り組みました。途中の1時間行った全体集会は、各団体からの決意表明、高校生の統廃合反対の訴え、南京玉すだれ、そして歌などの多彩な内容で、行動を盛り上げるという所期の目的を達するものとなりました。長時間で疲れはしましたが、充実し、また楽しくもあった8時間でした。終了後、何人もの人が「やってよかった」と感想をもらしていました。参加者の多くが今後の取り組みに確信を持ったのです。それが今回の行動の最大の成果だと思います。